第四十話 — 左様の根
婿入りの挨拶の仕方を知らない馬鹿聟が隣の老人の知恵を借り、鰹節に結んだ紐を床下の穴に通し、老人が引く合図に合わせて「左様でございます」と返事する策を授かる。ところが老人が席を外した隙に猫が鰹節を引っ張り始め、馬鹿聟は何度も間の抜けた返事を繰り返してしまう。ついに「左様の根は切れます」と口走ったため、舅は娘を嫁に出せないと縁談を破談にした。
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